~どき☆どき ポケモンカード東京CLエクストラレギュレーションという過酷なメキシコの荒野のごとき戦場で生き抜くために~

よくきたな。おれはメビというものだ。おまえはポケモンカードのエクストラレギュレーションをやっているか? おれは先日この過酷なメキシコの荒野のごとき東京チャンピオンズリーグオープンリーグ(エクストラレギュレーション)を完走&TOP64というそこそこの成績でフィニッシュし、まあそこそこの男であることをしょうめいしてきた。しかもおれは昨年のCL、シティリーグでエクストラレギュレーションに身を投じていない。つまりおれはおれよりもこの荒野に長く住み着いているやつらを相手に戦って勝ち抜いて来たということだ。

そんなおれが今回、後に続く者たちのために攻略記事を書くことにした。これは非常に信頼できることがしょうめいされている。おまえがエクストラレギュレーションの過酷な荒野で生き残りたいなら、みみをかたむけて損はないはずだ。


注・ポケカ関連の検索ワードで来た人へ:この記事は人のプーさんの記事:メキシコからきたタフな男に触発され、その特有の文体・言い回しを多数使用して書かれています。





1. エクストラレギュレーションはかなりメキシコだから覚悟しろ

まずおまえはカードプール(使えるカードの種類のこと)のちがいをりかいしなければならない。
2019/09時点において、スタンダードレギュレーションのカードプールは約4000枚。これに対してエクストラレギュレーションのカードプールは8000枚、およそ2倍はある。さらにおまえはポケモンカードはコンボと呼ばれるカードの組み合わせで強さが劇的に変化することを知っている。2倍のカードプールの最低2枚の組み合わせということでおまえはスタンダードレギュレーションと比べてだいたい4倍くらい広い荒野に立たされるわけだ。

どうだ?スタン環境でどうにかこうにか生き抜けている程度のこしぬけのおまえにはさぞかし絶望的な荒野が広がっているだう。お前はじゅんびをしなければこの荒野で生き抜けないことに気づいた。そして、そのことに気づけたならおまえはのエクストラの荒野を生き抜く素質を持っているから大丈夫だ。




2. じゅんびをはじめる前に言っておきたいことがある

おれはいまから、東京CLに向けてどのような準備をして、どういう判断と選択をして、CLに望んだかをおまえにつたえようと思う。
おまえはけっして過程を無視して結果だけを得ようとしてはいけない。メタは生き物だ。明日にはガラッと姿を変える。公式が「マチスの作戦」や「しまめぐりのあかし」を禁止カードに設定することになるかもしれない。過程を無視した結果はその時点でおまえの脳の記憶領域を占有するだけのゴミ知識になるにちがいない。
おまえは結果よりも過程や方法を重視すべきだ。そうすることでおまえはメタがシフトしても戦っていけるだろう




3. かんきょうを知れ

おまえはいま「環境?超越ガブギラ使えばいいんでしょ?」と思っただろう。そしておまえはカードショップに「ジラーチEX」「フーパEX」「シェイミEX」を買いに走り、翌日公式から禁止カードが発表され、ツイッターで「せっかくSRそろえたのに超越使えなくなった。クソ」と泣き叫ぶことになるだろう。
だからそうならないためにおれはおまえにもう一度いっておく、「メタは生き物」、そして「結果を追ってはいけない」と。

かんきょうを知る1つの方法は、ツイッターやnoteなどでポケカの大会レポートを探してまわることだ。使用デッキと対戦のマッチアップの情報がとにかく数が重要だ。たくさん集めてメモとリンク先をのこしておけ。自主大会のデータも有効だ。
上位の人だけではなく下位の人の対戦レポートは貴重だ。どのように考えどのように準備をしそしてどのように散っていったかが分かる。お前は調べるというたった10分の行為で、デッキを作って調整し実際に使ってみてやっぱダメだーという3時間のプロセスを回避することができる。おまえがほんとうにこの乾いた大地で生き残って真のおとこになるためには無駄な時間をきょくりょく減らす心がけを忘れてはいけない。

そしてここで得た情報は過去の大会のデータということも忘れてはいけない。次の大会の環境に当てはめるにはあまりにも無謀だ。おまえは過去の大会のデータを分析しメタの推移を予想したり、周りのゆうしきしゃのこえに耳をかたむけなければいけない。




4. かんきょうを予想しろ

おれはまず2019年05月のシティリーグエクストラの情報を集めて回った。
対戦レポートは30件も集まらなかったが、それでも30を超える使用デッキと環境を予想するに十分なデータが集まった。
(1) まず、「超越ガブギラ」「ゾロアーク」の利用者が多いことがわかった。全体の4割弱がこのデッキを占めている。
(2) つぎにそこそこ利用者がいるが上位に上がったデッキとそうでないデッキがわかれていることに気づいた。「ゲコゾロ」は上位にいたが「アオギリカメックス」「モクナシラフレシア」「チャーレム」は上がれていなかった。
(3) 新弾で追加された3神、アゴアクジ、小ルネク、前弾のレシゼクが、ダブルドラゴンエネルギーやハラ&グズマと相性がよく下馬評が高かった。
(4) SMのアーキテクチャをそのまま持ってきたなんちゃってエクストラ構築がいる

(1)から、おれはゾロアーク信者が一定数いることを見抜いた。そこそこ勝てていたり優勝しているので続投が予想された。
また、超越ガブギラは禁止カードの煽りを食らって利用者が減少すると予想した。
(2)から、おれは「ゲコゾロ」をTier2と認定した。後述のドラゴンとも相性が良い。5%程度でみた。また勝ちきれなかったデッキを考慮から外した。使うことはまずないし、万一当たっても雑に勝てるだろうという考えだ。
(3) は正直自分の感覚を信じて予想するしかない。

ゾロアーク系…15%
3神,アゴアクジ系…15%,
小ルネク…10%
レシゼク…10%
ゲコゾロ…5%
超越ガブギラ…3%
その他(SM)…10%
その他…37%



これらの予想から、悪とドラゴンに圧倒的に有利を取りつつ、その他の47%のデッキに包括的に有利を取れるデッキをチョイスする方針とした。

おれはツイッターとnoteとgoogleで検索をかけまくり、そしてぷろぐらまーだったのでこのデータを統計処理するためにスクリプトを4つほど組んだ。おれが1年以上もブランクがあったのエクストラ環境の知識を、1日の作業で得ることができたのは効率化されたデータ分析スキルのおかげだ。
おまえはGoogle Colaboratoryを動かすことはできなくても、Google スプレッドシートくらいは使えるようになっておいたほうが良いだろう。
なによりもだいじなのは小さいイテレーションを反復して繰り返し行えるようにしておくことだ。
おれがかいたスクリプトは次の大会予測でも使うことができる。つぎはプログラムを書かずに済み、その分練習時間がふえる。そういうことだ。

5. 使うデッキを選べ

かんきょうを予想した時点で、おまえがメキシコの乾いた大地に挑むための必要な課題、倒すべき相手(仮想的)が分かったはずだ。さあ、こんどはデッキ選択のフェーズだ。おまえのいつものプレイングができる課題クリアが可能なデッキをチョイスしろ。デッキのアイディアがない?あんしんしろ。おまえは賢いからかんきょうちょうさで手にした先人たちの対戦レポートのリンク先をちゃんとメモしているので、レポートに載せてあるデッキレシピをすぐ見れるはずだ。一人回し用の仮想敵スパーリングデッキもこのレポートから作れる。

自分のプレイングに合わせてデッキをチョイスする例をしめす。おれのプレイングは対面の打ち合いやソリティアがヘタクソだ。だからTAGTEAMのゲコゾロだったり超越ガブギラは選択肢から真っ先にはずした。おれはこれらをメタる側に回る。
逆におれは妨害やばらまき、N事故を誘発させるプレイングに長けていると思っている。なので、まず妨害の代表格でオーロットを選んだ。エネ割タイプのロック型だ。超越ガブギラを含めた50%の有象無象に先1ミツロットすることで圧倒的な有利を敷けるし、じゃくてんほけんを入れればゾロアーク系等に太刀打ちできることを知っている。マチスの作戦からフレア団のしたっぱを二回打つ動きは強力だ。
1週間ほど調整したが、ざんねんながらものにはならなかった。メインに見たいゾロアークは50:50程度だし、初動ダークパッチのゲコゾロ、3エネついた3神相手だとエネを割り切れず歯が立たなかった。その他(SM)…10%にいるであろうカキ溶接工レシリザにもぶがわるい。

△ ゾロアーク系…15%
△ 3神,アゴアクジ系…15%,
未 小ルネク…10%
◎ レシゼク…10%
× ゲコゾロ…5%
◯ 超越ガブギラ…3%
△ その他(SM)…10%
◯ その他…37%

デッキ使用分布の重みを掛けた総合的な勝率は6割程度だ。これは手元の一人回しの結果でプレイングがあまり得意でないデッキが入っているため実際のマッチアップより高い勝率がでている。実際は55%程度だろう。


次に試したのが、オーロットの調整中にだんだん動きが気に入ったデッキがヤンキーサナニンフだ。突破力がないものの、相手のハンドを0にできる魔法使いプリキュアGXや、回復しながらN連打で耐久運ゲーに持ち込むスタイルが気に入った。ワンダーエネルギーのおかげで一撃系(どくさいみんラッタ)や妨害系(小ルネク)にも耐性がある。ヤンキープレイ(先1無人発電所+マーシャドーやぶれかぶれ)が強いのは昨シーズンのCL, CSで参加していない俺にもわかっていた。
なによりニンフィアだ。おれはブイズがすきなのでブイズデッキというだけでチョイスする価値がある。
手元でのマッチアップは下記のように予想環境にほぼマッチしていた。

◯ ゾロアーク系…15%
◎ 3神,アゴアクジ系…15%,
◯ 小ルネク…10%
◯ レシゼク…10%
△ ゲコゾロ…5%
× 超越ガブギラ…3%
△ その他(SM)…10%
◯ その他…37%

デッキ使用分布の重みを掛けた総合的な勝率は7割程度だ。おおよそ3戦中2戦のマッチアップには勝利できる。順当に行けば5-3フィニッシュ、上振れすれば7-1くらいは狙える。
おれはサナニンフの調整に入った。大会の1週間前だ。




6. デッキを調整しろ

おまえはぽけもんかーどが大好きなのですでに知っていると思うが、「調整」という「不要なカードをデッキから抜いて有効なカードと入れ替える」行為には3種類目的がある。
・自分のデッキコンセプトを決める確率を上げることを目的とした、自デッキのブラッシュアップ
・環境の仮想敵に対して総合的な勝率を上げることを目的とした、対環境への最適化
・自分が対戦中に最高のパフォーマンスを出すことを目的とした、自分への最適化

3番目がすこし分かりづらいかもしれないから例を上げる。おれはサナニンフを調整するにあたって最後まで「はじまりのきおくのミュウ」を入れるかどうか迷っていた。おれのサナニンフにはサイレントラボと無人発電所がそれぞれ入っている。
俺は対戦に疲れてきて8〜9割の脳の活動量しかパフォーマンスが出せない5戦目ごろに、無人発電所と間違えてサイレントラボを出した状態で、ミュウが技を打ちに行くプレイミスをするのを懸念していた。つまりおれは自分自信のパフォーマンスの限界を知っていたのでそういうことを考えている。もしおまえが25さいをこえているならそういうことを考えた方がよいかもしれない。
視力が弱かったり老眼だったりする場合は、カードのレアリティを変えることも有効だ。おれはこのあいだどっすんフォールのデッキを使っていた時に間違って、タイプ・ヌルをキャラレアハガネールにしんかさせてしまった!キャラレアハガネールとシルヴァディGXを見間違えてしまったのだ。これが通常の銀色面のハガネールだったらこんなミスはしないだろう。

さて、デッキを調整する上でおれは一人回しをよくする。デッキを2つ横に並べて自分で2つのデッキを操作するタイプの調整だ。おれはこのやり方を20年続けている。
このやり方の良いところは仮想敵のデッキの動きや戦術、長所短所が内側からわかることだ。よくないところは2つのデッキのことを同時に考えなければならないので人によっては疲れるかもしれない。おれのばあいは高校受験勉強をしながらポケモン金銀の殿堂入り周回プレイをしつつドラクエ7のレベル上げをしていたので並列作業はそんなに苦ではなかった。

また重要なポイントとして、負けた方のデッキは、次に勝つためにデッキ調整をするかプレイングを変更するようにしている。大変だが人間とはズボラなもので、勝ったときはこれでよしと思い何も精進しなくなってしまう。このケースへのアンチテーゼだ。さもなくばおまえはぬるま湯につかったしょぼいプレイングの練習に慣れきってしまい、本番で同じタイプのデッキを昇華させた荒野の戦士たちにボッコボッコにされて家に泣き帰ることになるだろう。




7. つかったデッキ

ここまでの内容でおれがおまえに伝えたかったことはすべて伝えたつもりだ。
ここからはおれが実際東京CLでどのように戦ったかを記録する対戦レポートをかく。

MyMRpy-Nr8uVW-3EppX3.png

実際使ったサナニンフがこれだ。ほぼテンプレにちかい。

まずヤンキープレイができれば、テテフ、シェイミ、デデンネの初動を高確率で防げるので、ゾロアーク、SM構築ベースの高速タッグチーム各種、超越ガブギラへの先攻時の勝率を大きく上げることができる。
ハラ&グズマの登場で、タッグコール含む確定でスタジアムに触るカードが8枚あるのでそこそこ決まる。

300ダメをオーバーするようなタッグチームへの回答として正面突破力のメガミプリンと、サイドレースで有利になるミュウを用意した。
フェアリートランスのおかげで5エネパフスマッシャーもかなり現実的だ。

フェアリーチャーム各種魅力だったが、闘魂のまわしでHP300になる方が守備範囲が広いので採用を切った。(ドラゴンチャームを入れると、ゲコゾロへの勝率が落ちるなど)

サイレントラボは、ほぼレシゼクホウオウへの勝率を上げるためだけに入れている。相手によって貼り替えたい。

後攻を取ってしまった時の超越ガブギラへの対応力は皆無だ。やれゆーたんを初手で1割程度の確率でひいてリカバリするくらいしか対応策がない。




8. マッチアップ

会場をざっくり見渡したがおおむね予想通りのデッキ使用分布となっていた。
誤算は2つあって、一つはサイドカウンターコバルオンが台頭しておりフェアリーがメタられていたこと。
もう一つは超越の使用率が10%ほどいたことだ。



1回戦 デスカーン ○6-0

無人発電所を出したところうまくロックできたようで勝ち。


2回戦 アイアント 先○6-0

普通に戦ったら負けているが、おれはかこにアイアントのデッキを幾度となくつかっていたのでじゃくてんを知っていた。
おれは強引に山を引きに行き早急に6エネを揃えミラクルマジカルGXを打った。
あいては枯渇したハンドではうまくリカバリできず、勝ちとなった。

3回戦 ゲコゾロZ 後○6-0

相手はセルフ事故だったので、ポリゴンZを立たせないように執拗にグズマを仕掛けながらサイドを取り進めて勝ち

4回戦 超越ガブギラ 後×5-4

超越相手に先攻を許してしまった。負け。
ちなみにこの時の初手7枚は無人発電所やぶれかぶれをできるハンドだった。先行なら勝っていたかもしれない。

5回戦 カウンター小ルネク 後○6-5

カプコケコやズガドーンでばらまいていくタイプのデッキだった。
相手のNで3枚にされたハンドで引いてきたパソ通でアセロラでポケモンを回収し、ばらまきにツヨイ盤面を作った。なんとか辛勝。

6回戦 ゲコゾロラティラティ 先×0-6

先攻をとったがヤンキーできず。
らてぃらてぃのGX技でエネルギーを加速し、後攻2ターン目で300ダメージ出るのを許してしまった。

7回戦 三神マージ 後○3-0

先1レッドカードをされるが次の次のターンでマーシャドーをトップから引き盤面リカバリ。
パンチャーが三神のみのデッキだった。サナニンフを突破することができず勝ち。

8回戦 カウンター小ルネク 後×3-6

おれはオルタージェネシスがかかっている相手の+30ダメージの効果を忘れてしまったため
サイドカウンターコバルオンに3エネとサイド4枚を持って行かれる致命的なプレイミスをやらかしてしまった。当然負け。





9. 最後は運を味方につけろ

ここまでで述べたことを丁寧にひとつずつ実践してもうまくいかないことがある。十分に環境分析したうえでサナニンフを握っても苦手なサイドカウンターコバルオンを3回連続踏むことだってある。本当にある。そうなった場合おまえはメキシコの荒野に泣き家に帰るだろう。
いや、おまえはそうはならない。おまえはじゅうぶんなかんきょうぶんせきを行い、リスクが本当に低くて、しかしゼロではないことをりかいしたうえデッキを選択し、とんでもない下振れを引いてしまい、本当に運がなかったと客観的に理解しているからだ。

戦いはつらく過酷だ。そして最後には運がものをいう。マッチアップ、トップドローでの解決、どくさいみん光線による理不尽な行動制限、極論をいってしまえばすべては運だ。
いや、ほんとうはそうではない。お前は少しでも良いマッチアップになるよう環境を分析し、少しでもツヨイ手札を引けるようデッキを昇華させ、どくさいみんでの眠りから起きれるよう毎日30分のコイントス練習にいそしんだはずだ(パストスではなく)。すべては確率問題でおまえは確率を少しでもあげる術があることを学んできたはずだ。
おまえができることのすべてをやったのであれば、あとは本当に運の問題だ。お前の中の勝利の女神に祈れ。
この記事を読んでくれたおまえがエクストラの荒野で無事生き残れるようおれも祈ろう。

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